2015年9月19日土曜日

高倉台団地、その一室からはじめるまちづくり

こんにちは、団地不動産の吉永です。

リノベーションするための分譲団地をお探しのお客さんと高倉台団地を内覧してきました。


価格が安かったので状態はよくないんじゃないかと思ったのですがこれがびっくり。
デットストックの型板ガラスなど竣工当時オリジナルの設えが残りつつ
設備や仕上げの状態は今のままでも十分住める程度。
しかも窓から遠くに瀬戸内海が臨め、団地内の商店街にも近いという抜群のロケーション。
信念も持って粘り強く探し続けるといい物件に出会えるものなのです。




内覧の後、お客さんと今後の進め方について打ち合わせをしました。
そのとき渡されたのがこの企画書。



まずはどういう間取りにしたいかという話から
団地一部屋の話に留まらず団地全体のまちづくりにつなげたいという
夢がびっしりとつづられていました。
「たのしく・快適に暮らせる家を増やしたい」
「いま、ここで暮らしている人が出たくないと思える魅力的な場所」
「町全体がみんなのおうち・みんなの庭になる」などなど。
あぁ、こんなお客さんからの依頼を待っていました。

そして完成したあかつきには
高倉台の自分の部屋をリノベーションしてみたいという人たちの
相談窓口になるようなお部屋にしたいそうです。
いわば団地リノベの現地ショールーム。

団地の再活性にもっとも必要なのは「こんな楽しい暮らしが団地だからこそできる!」とリアリティです。
そのためには実際住んでいる人がその楽しげな暮らしを伝えることが最も効果的。
分譲団地の場合それに加えてどこまで改装できるだろうという不安に
きちんと答えられることも大きな意味を持ちます。

始まりはリノベ一室の話だけどこれは長期的で壮大な話になりそうで楽しみです。


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